介護職のお給料のしくみ|基本給・手当・処遇改善の見方

介護の求人の「月給」は、基本給だけでなく手当や処遇改善の分を含んでいることがよくあります。国の調査の数字をもとに、見方のコツをまとめました。

情報の確認日:2026年10月28日

平均のお給料と、その内訳

厚生労働省の2024年度の調査では、処遇改善の加算を取っている事業所で、月給・常勤で働く介護職員の平均給与額は33万8,200円でした。前の年より1万3,960円上がっています[1]。

この金額は、次の3つを合わせたものです[1]。

基本給192,660円毎月決まって払われる給料
手当97,980円夜勤・資格・処遇改善の手当など
一時金47,560円賞与など(半年分を月割り)

基本給は全体の6割ほどで、残りは手当と一時金です。求人の「月給」がどこまで含んでいるかで見え方が大きく変わるので、内訳を確かめるのが大切です。

施設の種類で、どれくらい違う?

同じ調査で、サービスの種類ごとの平均給与額は次のとおりでした[1]。

特養(介護老人福祉施設)361,860円
老健(介護老人保健施設)352,900円
訪問介護349,740円
グループホーム302,010円
デイサービス294,440円

2024年9月、月給・常勤の介護職員の平均給与額(基本給・手当・一時金を含む)[1]

夜勤のある入所施設は、夜勤手当の分だけ高くなりやすい傾向があります。日勤だけで働けるデイサービスは平均が低めですが、生活のリズムを保ちやすいという良さがあります。

処遇改善ってなに?

介護の仕事のお給料を上げるために、国は介護報酬に「介護職員等処遇改善加算」を設けています。加算を取った事業所は、その分を職員の賃金の改善に使います[1]。求人に「処遇改善加算Ⅰ取得」などと書かれていれば、賃金の改善に取り組んでいる目安になります。

面接で聞いてみること 「月給のうち、基本給はいくらですか」「処遇改善の分は毎月ですか、賞与ですか」の2つを聞いておくと、ほかの求人と同じ物差しで比べられます。

よくある質問

求人の月給に、処遇改善の分は入っていますか?

事業所によって違います。処遇改善の分を毎月の手当として払うところもあれば、一時金(賞与)として払うところもあります。国の調査でも、平均給与額のうち手当が9万7,980円、一時金が4万7,560円でした[1]。面接で内訳を聞くと比べやすくなります。

どの施設がいちばんお給料が高いですか?

国の調査の平均では、特別養護老人ホーム(介護老人福祉施設)が36万1,860円でもっとも高く、通所介護(デイサービス)は29万4,440円でした[1]。夜勤の有無が差の一因と考えられます。

まちごとの制度を見る

同じ介護の仕事でも、市によって家賃の補助や研修の支援が違います。

ほかの基礎知識

このページの情報のもと

  1. 厚生労働省「令和6年度介護従事者処遇状況等調査結果」 https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/001457087.pdf(確認日 2026-10-28)