保育士のお給料のしくみ|処遇改善と市の上乗せの見方

保育士のお給料は、国の「処遇改善」と、市が独自に出す上乗せの2つで変わります。しくみを知っておくと、求人の月給の見方が変わります。

情報の確認日:2026年10月28日

国の処遇改善で、どれくらい上がった?

こども家庭庁によると、保育士などの処遇改善は2013年度から累計で約39%、月額にして約13.4万円になります。とくに最近は引き上げ幅が大きく、2024年度は過去最大の10.7%、2025年度は5.3%の人件費の改定がありました[1]。

2022年度(補正)2.1%
2023年度5.2%
2024年度10.7%
2025年度5.3%

公定価格の人件費の改定率。2025年度分は2025年12月から反映[1]

処遇改善等加算の3つの区分

2025年度から、園に出る処遇改善等加算は3つの区分にまとまりました[1]。

区分1 基礎分2〜12%職員の平均経験年数に応じた昇給など
区分2 賃金改善分6〜7%ベースアップ。1人9,000円相当の上乗せも
区分3 質の向上分月最大4万円副主任は月4万円、リーダーは月5千円

区分3では、研修を修了した副主任保育士などに月4万円、職務分野別リーダーなどに月5,000円の上乗せができます[1]。経験を積んで研修を受けると、お給料が上がるしくみです。

市の上乗せもある

国の処遇改善に加えて、市が独自に給与を上乗せしているところもあります。たとえば相模原市は常勤の保育士に月2万1,000円[3]、さいたま市は常勤職員に月1万500円と年末に6万7,500円を上乗せしています[2]。名古屋市は、民間の園が公立と同じ水準の給与を払えるよう人件費を補助していて、4大卒の初任給の目安を26万6,915円と公表しています[4]。

求人を比べるコツ 同じ月給でも、市の上乗せや家賃の補助を合わせると手元に残るお金が変わります。「市の上乗せは月給に入っていますか」「宿舎借り上げは使えますか」と聞いてみましょう。

よくある質問

副主任保育士になると、お給料はどれくらい上がりますか?

国の処遇改善のしくみでは、研修を修了した副主任保育士などに月4万円、職務分野別リーダーなどに月5,000円の上乗せができます。配分は園ごとに決めます[1]。

市の上乗せは、どの園でももらえますか?

市が民間の園に補助を出し、園を通して給与に上乗せされます。対象は常勤職員に限るなど条件が市ごとに違うので、働くまちのページで確かめてください[2][3]。

まちごとの制度を見る

同じ保育の仕事でも、市によって家賃の補助や研修の支援が違います。

ほかの基礎知識

このページの情報のもと

  1. こども家庭庁保育政策課「保育士・幼稚園教諭等の処遇改善」(令和8年3月版) https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/e4b817c9-5282-4ccc-b0d5-ce15d7b5018c/f7ce0adc/20260401_policies_hoiku_211.pdf(確認日 2026-10-28)
  2. さいたま市「さいたま市では、多様なメニューを用意して保育士として働くみなさんをバックアップしています!!」 https://www.city.saitama.lg.jp/003/001/015/001/p048243.html(確認日 2026-10-28)
  3. 相模原市「貸付金や補助制度」(保育士向け) https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/1026602/kosodate/1026604/1019153/1024884.html(確認日 2026-10-28)
  4. 名古屋市「保育士になるあなたへ ― 名古屋市からのサポートのご案内」(なごやつなぐ保育士) https://hoiku.city.nagoya.jp/data.php?c=support(確認日 2026-10-28)